孤影悄然のシンデレラ

ぼくの思考のセーブポイント

プロメアとテロメアで韻が踏める

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 大ヒット上映中らしい『プロメア』って映画を見てきたんですよ。

 いやまぁ本当今更なんですけどなかなか行こうと思えなくてですね、今日あまりにも暇だったので見に行ったんです。

 

 めちゃめちゃ良かった。

 

 友人の感想を聞く限り、ぼく基準で90/100点ぐらいの良い作品だと思ってたんです。

 う~ん、120点W

 まだ見に行ってないオタクは極めて少数だと思うが、もしいたら今すぐ見に行け。映画館で見ろ。ドラゴンクエストの映画なんか見てる場合じゃないぞ。

 

 そういうわけで、夏休み中ということもあり(嘘で、これは関係ないが)、この感情を話して気軽に共有できる相手がいないので、ここにプロメアの感想を書く。ネタバレをおそらく含みます。まだ見てなくて見るつもりの人は上映期間が終わってしまう前に映画館に足を運びましょう。

 

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 プロメアは、これです。

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この画像は、これです。

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 登場キャラクターはこれです。

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 プリキュアはまじめに見たことがないのでわかりませんが、たぶんプリキュアです。(そうえば客の男女比1:1ぐらいだった。キモオタしか見に行ってないと思ったから意外だった。最後のキスが尊いからですかね。あ~)

 

 で、感想をまとめると、こうです。

 

プロメアはね、あれだよ、子供の頃にみてた戦隊もの1年分の感動と興奮がね、2時間でバーーーーッってくるの

 

 はい。

 まずプロメア全体として、型にハマっている感が最高でした。

 ・こいつは主人公キャラ

 ・こいつは敵だけど終盤に共闘したらアツいやつ

 ・こいつは完全な敵キャラ

 ・ここはきめるところ

 みたいな、言ってしまえば「あるある」な展開が続くが、それがいい。読者の期待を裏切る展開をして失敗する物語よりはるかにいい。「こういう展開するのか!」という驚きはないが、これがいい。落ち着いて見てられる。落ち着いて興奮できる。

 歌舞伎を意識しているのか、きめるところでビシッと決めるのは最高、テンション上がる。冒頭のキャラ紹介もアツい。

「そう、これだよ、こうこう、いいぞいいぞ」って感じで物語が進んでいく。

 冒頭から派手で最後まで派手。最初にド派手な演出でこの後大丈夫か?という不安が一瞬頭をよぎるが、最後までハイスピードでまくし立てていた。イエイ!

 あれですよ、最初の戦闘シーンでリオの仮面?が割れて素顔がみえるところとかキュンとしちゃう。冒頭の戦闘シーンはガロ(青い髪のやつ)とリオ(黄緑の髪のやつ)が相まみえるわけですが、これは戦隊ものアカレンジャー仮面ライダーの激突なんですね。ワオ!こいつら共闘してほしいなぁと思ったら本当に共闘してくれたから最高だった。あとアニメ特有の戦闘シーンで視点が細かく切り替わるのもいい。進撃の巨人1期OPでミカサが巨人に立ち向かう時のカメラワークばりにすごい。

 戦闘シーンといえばロボットが変形するのもいい。ヒーローの変身とロボットの合体でテンションがあがらないオタクはいない。休日の朝、目を覚ましてテレビにかじりついていたあの幼いころの気持ちを思い出させてくれる。冒頭でガチャガチャと大量の変形を見せてくれた時点で、もう完全にぶちあがっていたし、最終盤でお決まりの巨大ロボ対決が実現したときは、「ありがとう~、これが見たかったんだよ~」と感動の涙を流した。

 

 一回落ち着いて絵の話をします。

 この映画、流行りの『天気の子』と違って絵がそこまで細かくないというか、ローポリゴンなんですよね。上映が始まったばかりのころにプロメアを見に行かなかったのは偏にこれが理由で、「なんで2019年にもなってこんな雑な絵の映画見なくちゃいけないんだ」と思ってたんですよ。

 違った。あたりまえだけど全く雑じゃない。多分ぼくが考えらないぐらいめちゃめちゃ作りこまれてる。戦闘シーンでは3DCGが使われていそうだが、ローポリゴンなおかげで非戦闘シーンと違和感なく見ることができる。よく分からないけどローポリゴンはいいぞ、ローポリゴンだったからいいぞ、という感じ。

 というか配色がすごい。一言でいえば、ちょーーーーカラフル。各派閥、キャラにおうじて色が使い分けられているのがいい。これも歌舞伎みたいですね。色だけでなく、形もキャラによって違っててすごい。シルエットだけでどんな奴か予想できるんだもん。

 

 ストーリーというか背景についても一応書いておきます。

 この映画はおそらくアクションを楽しむもので、型にハマったストーリーは正直どうでもいいんですが。

 物語の最初はマイノリティvsマジョリティの構図。リオはマイノリティで解放を求めているわけです。こういう構図の話はよく見るけど、どこに落ち着かせるかというのはストーリーを考える人の思想が強く出るところなので面白い。この映画はやはりそこにそこまで焦点を置いていないのか、バーニッシュ(マイノリティ)も人間であるという主張を再三繰り返し、最後は普通の人間にもどっておしまい。まぁそんなものかなぁという感じ。

 クレイが非常にエゴの強いキャラで、このキャラの思想はどういう風に昇華(消化)させるのかなと思っていたが、結局リオとガロに押し切られる形になってしまった。悪役にもう少し花を持たせてやってもよかったんじゃないという気はする。

 

 本当にワクワクできるので、各位みてくれ。

 ばいばい