孤影悄然のシンデレラ

ぼくの思考のセーブポイント

脱童貞の為にてんちむに送った文

 題の通り。youtuberであるてんちむ†の以下の企画に申し込む際にリプライで送り付けた気持ち悪い文章を転載。 一次選考突破するも生憎予定が空いてなくて童貞卒業できなかったので、この文を供養することでこの悔しさと悲しみを紛らわす。(ツイッターアカウント削除につき該当ツイートが消えたので、こちらに残しておくという意図。)

 

 

 

 胡粉絵のような清々しい快晴のもと、酢酸エチル(CH3COOCH2CH3)や酪酸エチル(C3H7COOC2H5)、バニリン(C6H3OHOCH3CHO)をはじめとする金木犀の爽やかな香りに包まれ秋の経過を感じる今日この頃、金木犀のように麗らかなオーラを放つてんちむ†さんにおかれましては健やかにお過ごしのことと存じます。
 私は、東京エ業大学1年の井澤と申します。「合コンしたくない大学ランキング」など(男にとって)数々の不名誉なランキングにおいて1位に君臨する、所謂"陰キャ"の多いこの大学。私はその中でも、自らのコミュ力のなさなどによって孤独、孤立を極めております。
 サークルにも所属しておらず、毎朝大学に登校しては、無言で着席しスマホを眺め、講義が始まれば、時計を見つめ時間が過ぎるのをじっと耐え、授業が終われば、真っ先に教室を出て図書館に向かう生活を送っています。

 図書館に向かうのも、何も本を読むことを目的としているわけではないのです。はやく帰宅してしまうと親に大学で活動してない(サークルに入ってない、語り合える友がいない)ことを勘繰られてしまうため、仕方なく図書館で時間をつぶしているのです。親に「大学生活充実してる」などと嘘をつき続けるのもしんどいです。趣味といえばyoutubeで動画を見ることぐらい。
 (ほぼ)無趣味だからこそ共通の話題のようなものもなく孤立しているわけですが、こんな生活にはもうウンザリです。
「変わりたい」、幾度となくそう思いました。「三か月で彼女ができる」などをうたい文句に商材を販売している怪しいtwitterアカウントの手も借りてみました。しかしダメでした。

 結局私は、一人では、このままでは、美容室に行くことも、女性(それどころか男性)に話しかけることも叶わないのです。東工大という比較的偏差値の高い大学に入れば女性から寄ってきてくれるんじゃないか、童貞卒業できるんじゃないか。入学当初はそんなことを思っていました。
 しかし現実は、家族以外と会話することがない、退屈な日々を送っています。微分方程式が解けない奴は人と見れない、会話したくない。そんな驕った思考はとうの昔に捨てました。《これは某駿台講師の「この前キャバクラいったんだけどつまいないんだよね。だって彼女たち微分方程式解けないから」に由来》
 今回どうやらてんちむ†さんの企画を通して、陰キャを卒業させてもらえるかもしれないということで、陽キャになれれば生活に大きな変化があるのではないかと、一縷の望みとともにこのような文を長々と送らせていただきました。陰キャからも陰キャと下に見られ、嘲笑される生活とは決別したいです。見当よろしくお願いします。
 身長168cm、体重68kg、年齢=彼女いない歴(勿論童貞)、顔出しok、都内在住です。

 

 

 

 当然多少の脚色入ってます。自分で読んでも気持ち悪い文だと思います。