孤影悄然のシンデレラ

ぼくの思考のセーブポイント

パンがなければケーキを食べればいいのか

いやそんなわけないだろ

 

「パンがなければケーキを食べればいい」というマリーアントワネットのエピソードは有名で(例にもれず真偽やルーツは置いといて)、この発言がいかに的外れかということも多くの人が説明なしに理解できる(『ベルサイユのばら』を読め)

 

で、知識人はこのマリーアントワネットを分かってないやつと馬鹿にするわりに、自分たちも似たことやってるよなぁというのを、なんか書きたくなったので書きます。(これになった理由は、たまにはブログ書くか→テーマ何でもいいな→ところでおなかすいたな→パン食べたい→そうえばマリーアントワネット...という感じ)

 

人間関係が上手くいかない??友達作ってその人たちと遊べばいいよ

みたいなアドバイス(というかレスバ)してる人ツイッターで見かけますよね

お金がなくて困ってる??働けばいいよ

みたいなこと政府の人が言ってた気もしますが(働けないから金がないんだが...)

 

この二つの例(パンとケーキの例もいれれば3つ)で分かってもらえると嬉しいんだけど、要するに、アドバイス自体は間違ってない、正しいものだけど、でも役に立たないアドバイスして一人で満足してんなぁ(オナニーしてんなぁ)、なんなん??って思ってるって話です。(最近余裕がないのでイラっとしちゃったって話でもある)

両者の視点が違っていて実行可能性が適切に見積もられておらず(大体アドバイスする側が強者で、弱者の視点が分かっていない)、結果として「いや、そんなことは分かってるんだけど、それができなくて困ってるんだよ!!」となるやつです。

この構図はいろんなところにあって、そして誰もが強者側に立つことがあるのが残念(?)なところ。

次の話もほとんど同じ。「不安で眠れない」に対して「眠ればいい」「リラックスするといい」みたいなのも間違ってなくて、どちらかを直せばもう片方も解決するのだろうけど、それができないから苦労してるんだが、って話。(鶏と卵どっちが先かみたいな??)胃袋の大きさと体脂肪の量とかもそう(?)

で、こんな無意味なアドバイスしてないで、一回落ち着いてその原因を探れるといいよね。「彼女ができない」に対して「とにかく試行回数を稼げ(積極的に話しかけろ)」というアドバイスするのはいいけど、その前に、例えば

彼女ができない

-積極的に話しかければできるじゃん

--話しかけるには女性に慣れる必要がある

--初対面の人に話しかけられるのか

---見知らぬ人に声かけられない?

----自分に自信をつけるといい

---女性が多くいるコミュニティに入るといい

----女性が多そうな新しい趣味初めてみればいいんじゃ

-----そんな時間ない?

---モテるアクティビティがなにかあれば

.....

のように思考を掘り下げられるといいよねって話。(ちなみにこの例に私的感情は一切入ってないです、彼女できないことで悩んだことないので。)自分についての問題を解決するときはある程度分解していて拡げていくことをやれるのに、他人のことになると急に適当になっちゃいがち。そんなんだったら最初からアドバイスするな。オナニー大好き野郎がよなどと思っていたわけです。

自分のことであれ相手のことであれ、変に考えすぎると、結局考えただけで終わってしまったり、人間不信になるので適度なところでやめるべきだと思うけど、自分について考える場合であれば自分がここまでくればもう解決できるなってところでやめられるので比較的簡単。相手のことになると、どこまで考えればいいのか分からないのでヤバい。(でも的外れなこと言わないために人と関わらないでいると勿論孤立するんですよね、は?)

 

眠くなってきたのでおわり