孤影悄然のシンデレラ

ぼくの思考のセーブポイント

東工大の歩き方「tech tech」

 東工大が最先端の科学技術を学べる場所だからといって、そこにいる人間の移動手段も最先端な訳ではない。

 つまり、"ホバーボード"にのってる人もいなければ、"セグウェイ"にのってる人もいない。地面や床が"オートウォーク"(空港や主要駅などでみられる水平型エスカレーター)というわけでもなければ、構内のドアが"どこでもドア"というわけでもない。※教授は電車の遅延によらず講義開始時に教室にいるため、どこでもドアが秘密裏に開発、実用化されてる可能性は否定できない。

 では、主な移動手段は何か。

 徒歩だ。

 この記事の本題は、題の通り、東工大の歩き方であって、たった4 km/h 程度の速さで移動している生物を蔑視することにはない。(昨今では遠く離れた人とほとんどラグなしで情報のやりとりができるのに人間の移動速度はなんてゆっくりなんだ!)

 従って、くだらない話はこの程度にして、本題に入っていこうかと思う。構内で快適に過ごすための歩き方だ。

 

 

 

歩き方(ルート編)

地図

 google mapで東工大を調べてみた。

 


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 赤線で囲われた区域が、我らが東工大大岡山キャンパスである。結構広い。(ぼくはすずかけ台に本拠地をおく生命理工学院の民なので、”我らが”と書くと情報理工学院をはじめとするプライドが高い東工大生に叩かれてしまうかもしれない。許してください、なんでもしますから。(第2、第3志望で生命理工学院に入学した人を想定して)念のために言っておくと、これはネタであって、所属する院でマウントをとられることはおそらくない)

 すずかけ台キャンパスについては、歩き方を書けるほどの数いってない(3回)ため、この記事では触れない。

 

大岡山駅→キャンパス入口

 地図だと①付近の話。

 これは東工大の歩き方以前の話だが、多くの人は電車で通学していることを考えれば、触れておくのが自然だろう。

 駅の改札を出ると、交差点があり、横断歩道は左右にある。大学は対角線上にあるので、信号を2つ越える必要がある。図にするのは面倒だがイメージの共有はしておきたいので、地図上で大学をA、駅をCとした正方形ABCD(頂点は反時計回りにこの順)を想像してほしい。C→B→Aルート(左ルート)とC→D→Aルート(右ルート)があり、どちらも信号を2回越える。

 B→A、D→Aの信号は同時に変わる。C→BとC→Dを比べると、C→Bの信号がt = 0 からt = τまで青だとすると、C→Dはt = τ' からt = τ + τ' まで青である。従って、t = τ からt = τ + τ'  の間にCについた場合は右ルート、それ以外は左ルートを使うのが(所要時間を最小にする)良い渡りかただといえる。

 移動距離を最小にしたいのであれば、三角不等式から明らかなように、C→Aと対角線をつっきっていけばいい。実際、これをやっても何の問題もない。おすすめ。

 東工大生の多くは左ルートを過剰に好む傾向があり(これは通学時にいかにもな陰キャが左右どちらを使うかを気にすればすぐに分かることである)、左の人口密度は高くなりがちなので、人込みが嫌いな人は右を選ぶといい。左ルート(A地点)はマクドナルドがあるので、駅まで来たが講義を切りたくて仕方なくなってしまった人は左を使うといい。tちなみに、右は東急ストアがある。

 

キャンパス入口→西n号館

 地図だと②付近の話。

(少なくとも1年次の)多くの講義は西n号館でひらかれる。西n号館への主なルートは2つ。チズケ横の坂道をくだるルート(以降チズケルートとする)と、本館前のゲレンデを使うルート(以降ゲレンデルートとする)だ。

 チズケルートは入口からひたすらチズケ(東京工業大学附属図書館の愛称)の方に進み、横の坂道をくだり、坂道途中の最初の左折可能な場所で曲がるルートだ。

 ゲレンデルートは入口からチズケの方に向かい、ウッドデッキが見えたら左折、その後適当なところでゲレンデを下るルートだ。ゲレンデの下り方も、本館の方まで行ってしまって、最後に道と直角に下るものと、ゲレンデを斜めに下っていくものの二つが考えられるが、やはり距離を考えると後者の方が短くて済む。

 西9号館に行くならチズケルート一択だろう。ゲレンデルートだと戻らなければいけない位置に建物があるからだ。それ以外の建物、例えば実験が行われる西3やシアタールームがある西5に向かう場合はゲレンデルートをおすすめする。というのも、チズケは布団と同じように特殊な重力場にあり、近くを通ると吸い込まれてしまうからだ。

 ウッドデッキやゲレンデ周辺で遊んでる幼稚園児に対して負の感情をもってしまうならチズケルートがいいだろうが、基本的に東工大に入学するような人はロリコンなのでその心配は不要だろう。チズケルート(というより坂道)は車が通ることも多々あるので、スマホの画面に熱中するあまり前が億劫になる人(やはり多くの東工大生)は安全面からもゲレンデルートがいい。

 

キャンパス入口→南n号館

 地図だと③付近の話。

 南n号館も講義でよく使われるが、なにも書くことがない。入口から左に伸びる道をまっすぐ進んでいくだけ。

 

本館→?

 地図だと④の話。 

 魔境。

 不思議のダンジョン

 地図で上からみてもダンジョンらしい形をしているが、本当にダンジョン。

 頻繁に修理が行われるため入るたびにその形が変わるような錯覚に陥る。

 1年たったけどいまだに迷子になる。誰か歩き方教えてくれ。

 

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 ラスボス感があるここについては、おそらく建物の内側からは入れず、中庭から階段を上ることで相対することができる(はずだ)。

 

大岡山↔緑が丘

 地図だと⑤付近の話。

 一部の人が講義で使う。

 チズケ横の坂道をのぼり、保健管理センターの方に向かい、道路をこえたら左折し坂道を下るルートと、一食横のトンネルをくぐっていくルートがある。

 入口から緑が丘、チズケから緑が丘であれば距離は大して変わらないはずだ。

 それ以外、例えば西n号館と緑が丘の移動であればトンネルを利用するといい。こちらの方が50m近く(この数字は適当)ショートカットできる。また、保健管理センターの方のルートは、一度坂を上りその後おりるので、ポテンシャルエネルギーが無駄に上下するわけだが、トンネルの方は単調で緩やかな勾配が続いているので、体にも優しい(?)

 

歩き方(歩き方編)

 基本的に他人に対して強い興味を抱いてる人間は少ないので、変な歩き方をしていても気づかれない。1日ムーンウォークしていたとしてもtwitterで赤の他人に取り上げられてちょっと話題になってそれで終わりだ。

 従って、右足を出して、左足を出すという普通の歩き方をしていれば何の問題もない。というか、歩き方がわからない奴おる?

 ただ、女性は目を伏せて歩いたほうがいい。というのも、東工大は入試課の陰謀により女性生徒が少なく、性に飢えた獣は目があっただけで自分に気があるのではないかと勘違いするからだ。(一部性転換を試みる者もいる。)男に変な誤解をされたくなければ、この点は気を付けた方がいいだろう。

 

最後に

 (某氏、某アカウントは意識して)ないです。止まるんじゃねえぞ......